ゾーンデータの改変について、長い間態度をあいまいなままにしてきてしまいました。ほんとうに申し分けありません。

データを改変することは、利用規約の第11条(ユーザーの禁止行為)の二番目にあたります。しかし、その理由があいまいだったので、利用規約を改定してデータの改変を認めることも視野に入れつつ議論を重ねてきました。その結果、データを外部ツールを使って改変することは改めて禁止とすることにしました。この結論にいたった経緯を以下に記します。

なお今後、データの外部ツールによる改変行為を発見した場合、利用規約の第16条(本サービスの利用停止)にしたがって、gumonji の利用停止や登録削除を行う場合があります。どうぞご理解ください。

ただし今までに改変行為が行われたかどうかは、コミュニティーエンジンでは認知しないものとします。

現状

まずはじめに、周辺の問題を整理してみます。

  1. ゾーンデータをユーザーが自由にいじれる。その結果、セルロミンを消費することなく、質量保存の法則を無視してエディットしたり、巨大な生き物を出現させたりすることができる。
  2. バックアップデータの使い方がドキュメント化されていない。
  3. バックアップデータを使って、アイテムの複製ができる。二次的に、ゾーン全体を海にするほどの水滴をおく、などの行為(いわゆる水爆や土爆)が発生する。

どうすれば解決できるか

3番目については、そうした「やりすぎ」な操作から自分を守れるように、アイテムを置くときにモル数で制限できるようにしました。アイテムの複製によって質量保存の法則がやぶれることについては、解決策を検討中です。

2番目の問題についてはFAQの「ゾーンに関して」のところに関連する項目がありますが、地形データに関してしか記載されていません。来週のメンテナンス(6月14日)までに、その他のデータについても追加します。

1番目の問題を解決するために、外部でデータをいじっても質量保存の法則がなりたつような仕組みを実装することも可能です。けれど、やはり違和感が残ると私たちは考えました。問題は「自由に」というところです。

自由なのはいいじゃないかと思われるかもしれませんが、もう少し付きあってください。

gumonji は環境シミュレーターである

gumonji では一定のルールにもとづいて世界が変化していきます。その中で環境シミュレーターとして遊べるためには、適度に先が読めることが大事です。

まず「こうすれば、こうなる」という予想を立てて、それにもとづいて行動ができること。その上で予想外のことが起きて新鮮な驚きを味わったりできること。

例えば、と例を出したいところですが、開発者の私たちも驚くような世界が実は理想です。

そうして遊ぶために必要なバランスについては、まだまだ改善していくつもりです。

gumonji はいじれてつながる環境シミュレーターである

友達の四角君のゾーンも、その友達の四角ちゃんのゾーンも、全部ひっくるめて、gumonji だと私たちは思っています。「つながる」gumonji です。

もし gumonji の外から自由にデータをいじれることにしたなら(「いじれる」 gumonji)、各ゾーンは、作成者の独自ルールに基づいた世界になります。

もしゾーンのエディットといったような、gumonji の基本的なところで価値観が共有できなければ、他のユーザーと共にシミュレーションを楽しむことも難しくなります。そうした gumonji を、私たちは望みません。

ただ、今あるエディット手段では自由自在に絵筆をふるうといった具合にはいきません。ほんとうに「いじれる」gumonji として、もっと色々なことができるようにしていきたいと思っています。

以上をふまえて、次のことを約束します。

データの改変についての方針

  • 世界のルールは統一されていた方がおもしろい、という理由から、外部ツールを使ってデータを改変することは禁止します。
  • 好きな地形にしたり、大きな木を育成したり、といったことが、やりやすくなるような機能を実装したり、バランス調整をしていきます。
  • ドキュメントの不備を直していきます。
  • 規約のなかで不明瞭な部分について、ドキュメントを追加します。

最後に、迷惑行為についてはまた稿を改めて考えたいと思います。