■2006年02月24日
現在の状況
エギーさんのところ(以外にもたくさん)で「新しいネタが足りない」
と言われていますがその通りです。耳が痛いです。
gumonjiの欠点のひとつとして「更新が少ない」ということはあると思います。
その原因のひとつは、単純に人が足りないことです。
いまはフルタイムのスタッフが1人で、あとのスタッフは片手間か、パートタイムです。
社内のほかのプロジェクトでは、もっと激しく手が足りてないために、
gumonjiにしわよせがきている状態です。
どなたかgumonjiを手伝ってください!お願いします。
もうひとつ、現在更新が少ない原因は、SNSとzone両方において、
「根本的なところを作り替えている段階」だからだと思います。
そのため、β3までは現在のような状態が続きそうです。
根本的なところが終われば、その上にのる部分の更新は比較的容易なので、
頻繁に更新することができます。通常のゲームの場合は、
1〜3年の「開発期間」があってその期間で根本的なところを作り、
データさえ追加すれば更新ができる状態にします。運営開始後はデータ作成をどんどんやる、
という状況なので、更新が頻繁にできるようになります。
gumonjiはその開発期間中に前倒しで公開してるので、
仕方ない部分はありますが、それでもできるだけ更新を多くしたいとは思います。
ちなみに、社内で利用しているバグDBを公開したり
といったことも話には上がっていて、手動でやるのはむずかしいので、
システム化したいところですが、現状、手が足りていません。
人手が足りなさすぎて困っています。
投稿者 ringo : 17:02 | コメント (17) | トラックバック
■2006年01月25日
gumonji2006の目標
gumonji2006を開発するときには、新しい内容を追加することではなく、
2004年に運営開始したバージョンの欠点をすべて改善することを目標としました。
その欠点とは、以下のようなものです。
*ほかの人に出会いたくてもなかなか出会えない
→SNSと3Dブラウザーの連動を強化する。
→SNSなどに検索の機能を実装する。
*世界がせまくてすぐ荒れる・周囲の迷惑が気になって楽しめない、一人で気楽に遊べない
→自分だけの世界がまずあり、そこに他人を呼び込むしくみとする。
誰がアクセスできるかは自分で選択できるようにする。
*操作がむずかしいのにチュートリアルがない
→チュートリアルを実装する
*もったいぶった仕様がストレスの原因になる
→やりたいことがすぐできるようにアイテムなどの仕様を変更する
*遊ぶ目的を発見できない
→SNSにいわゆる「コミュニティ」機能を実装する、ドキュメントを整備する
*サポートが悪い
→プログラマー以外がプロジェクトリーダーをつとめる。
自社サーバーを運用せずコストを削減する。
→SNSの「コミュニティ」で自助のためのカテゴリを作るなど、
助け合いやすいしくみを整える。ドキュメントを整備する。
*表示が重い
→初期の遅いコードを書き直す。優先度は比較的低い。
ロボットにスクリプトを与えて自動実行、鉄道、ジャングルジム、宇宙空間、
トンネルなど、gumonjiに組み込みたい新システムは山のようにありますが、
それらにはこれらの基本的改善ができてから挑戦したいと考えています。
投稿者 ringo : 08:21 | コメント (12) | トラックバック
■2005年08月09日
木を盲信してはいけません。
はてなでみつけたのですが、山形浩生さんが、
「木を盲信してはいけません」
という文章を翻訳されてます。
この文章で書かれていることは、gumonjiをある程度(というか、かなり)やっていたら、
自然と知るようなことでした。雨が少ないところでは、
木を植えれば植えるほど水がなくなるので、木を維持できるのは、
とても雨が多いところだけだというのは、gumonjiでは誰もが経験していたことです。
次のバージョンのgumonjiでは、水や炭素や土壌の動きがさらに精密になるので、
ますます、体感できるようになるのかもしれません。
投稿者 ringo : 02:06 | コメント (15) | トラックバック
■2005年06月06日
開発環境について
書いたのは:ringo
今日はgumonjiを開発するときに使う技術について紹介をしたいと思います。
プログラミング言語は Ruby, C, C++ などを使います。
RubyはWebだけではなくてゾーンサーバーやバックエンドの仕組みを作るときにも使います。
開発環境は Linux, Windows2000/XP などでは
gccや VisualStudioを使います。 cygwinを使うエンジニアもいます。
一人2台の端末を使っていて、多くの人は左側の画面がLinuxになっています。
なぜでしょうか。右手でマウスを使うからでしょうか。
ソースコード管理は subversionを使い、
仕様書はpukiwikiを使って作成します。仕様書を主に書くのはmaltです。
グラフィック資源の管理は、社内LANにwebサーバー
を置き、専用ツールを構築しています。
ミドルウェアとしては自社開発のVCEのほか、
DirectX, OpenGL, MySQL 等も使います。
物理演算に関しては高価な他社製のものを使うことはしていません。
3Dツールは LightWaveのほか、PhotoshopやIllustrator等を使います。
gumonjiではムービーを作らないのでこれで事足りています。
これまでwebサイトではPHPとRubyを併用していましたが、
今後はRubyに1本化する予定です。
あたらしいSNSページもすべてRubyで構築する予定です。
gumonji は、そのほかにも自社で開発している新規ツールの
テスト用環境として使う予定で、1年以内にリリース予定の複数のツールを
内部的に使いたいと考えています。
最近新しく作られたプログラムをひとつ紹介します。
"zonerender"というOpenGLベースのツールがあります。
これは、鳥瞰図を作成するためのレンダリングツールだったものですが、
機能拡張をほどこして、定期的にサーバーにアクセスして情報を取得し、
動画として描画できる機能を増やしました。
また、複数の角度からのレンダリング画像を統合してフラッシュのファイル変換し、
回転させて見れるようにもしました。
次のリリースではこのツールは誰でもが使えるような形でリリースしたいです。
投稿者 ringo : 16:23 | コメント (3) | トラックバック
■2005年06月03日
開発スタッフ紹介
書いたのは:ringo
今日は、スタッフの紹介をします。
コミュニティエンジンでは、gumonji に深く浅く関わっている人をあわせると、
合計で10人以上になりますが、きょうは3人だけ紹介します。
* ringo
現在は、プログラミング作業には関わっていません。
コンセプト作り、どんな技術を使うかのアドバイス、人材探し、
グラフィックデザインの支援、売りこみ活動などを担当しています。
基本的には現場監督を支援するという仕事です。
* malt
現場監督を担当しています。すべての現場判断をするほか、
仕様書を書く作業や、進捗管理、作業の優先順位を考えるなどを担当します。
コンセプトを具体的な内容に落としこむ仕事です。
学生時代には生物学を学んでいたので、そのことが
gumonjiの内容に影響を与えることも多いでしょう。
* 花
すべてのグラフィックデザインを一人で担当しています。
gumonji専任ではなく、コミュニティエンジンのwebサイトや
そのほかのプロジェクトにも関わっています。
実はデザインのレパートリーが広く、gumonji以外のプロジェクト
ではまったく違う世界を作る仕事もしています。
* プログラマ
クライアント担当、サーバー担当、web担当、
流体シミュレータ担当、ミドルウェア担当など、
いろいろな人がかかわっています。
gumonji の影響で会社の知名度が上がり、
優秀で独特なエンジニアが集まりました。
コミュニティエンジンには、gumonji以外のプロジェクトをあわせると、
合計20人のエンジニアがいます。
より圧倒的な世界づくりをめざして、技術を蓄積中です。
* 管理部門
カスタマサポート、webの内容確認、特許や商標の作業といった
舞台裏に関しても複数人が担当しています。
gumonji専業ではありませんが、gumonjiが成りたつには重要な部署です。
* ミドルウェア部門
gumonjiはVCEという自社ツールを使って開発していますが、
たとえば自宅でサーバーを立てられるようにするためには、
NATを越えて通信できるようにするなどの機能向上が必要です。
さらに、MySQLデータベースに関するノウハウの蓄積なども必要です。
このようなVCE自体の開発にも、複数人が関わっています。
gumonjiで得られた成果を、ほかのプロジェクトで活用できる
ようにするための作業も並行して進めています。