こんにちは、レポーターのユカです!

今日は、ringoさんにインタビューです。
コミュニティにご質問をお寄せいただいたみなさま、ありがとうございました。
それでは、早速インタビュー開始です。

※ringoさんの人となりを少しでもお伝えしたくて、インタビュー部分にはチャットログをほとんど修正せずに載せました。
多少読みにくい部分もあるかとは思いますが、どうぞご了承くださいませ。

ringoさんにインタビュー


▲公式ゾーン(piyopiyo)にてインタビュー

ユカ : こんにちは。
ringo : こんにちは。
ユカ : 今、「gumonji」に関係するお仕事としては、どんなことをしているのですか?
ringo : 関係ないことを探すのが難しいなあ。
    : 一番関係が深いこととしては、
    : 「ワールドシンセサイザー(※注1)MMO(※注2)版」
    : という新しいシステムをつくっています。
    : といっても
    : つくっている人たちが仕事しやすいように手伝うだけですが。
    : これが次のgumonji0.1の土台になるので大事であります。
ユカ : フラパン さんからの質問です。
    : 『ringoさんは現在gumonjiで遊んだりしているのでしょうか?
    : もし遊んでいるとしたらどのようなゾーンになっていますか?』
ringo : 公式サイトには毎日ログインしているんですが、
    : 自分のマシンがMacなのでなかなか。
    : gumonjiをMacに対応させたらたくさんログインします。
ユカ : そのときは、どのように遊びますか?
ringo : 多分、他の人のゾーンにちょっと参加して何らかの案などのネタを提供
    : という遊び方がメインになると思います。
    : あとは各種のアイテムの動きを実験するとか。
    : スクリプトが書けるようになったらそればっかりかもしれません。


▲gumonjiの発案について語るringoさん

ユカ : Tosik さんからの質問です。
    : 『ringoさんはgumonjiを発案された一人だということ いうことですが、
    : 発案当初の構想と現在の形(または方向性)では
    : 何か違いがあり ますか?』
ringo : 面白い質問ですね。
    : 一番原始的なアイディアが出てきたのは
    : 中学2年のときに月刊ログインという雑誌で
    : 「サイバースペースRPG」という企画を読んだときです。
    : 1987か1988年頃、ちょうどX68000というマシンを手に入れたときです。
    : X68000を買ってもらって
    : 3つのものが作りたかったのですが、
    : 1つ目が弾幕シューティング、2つ目が仮想空間、
    : 3つ目がGUIのOSで仕様書が実家のたんすの中にあるはず。
    : 弾幕は高校のときに飽きました。
    : で、弾幕以外の2個はまだ頭の中で、
    :ずっとやりたいこととして残ったままです。
    : 1997年頃に「Ultima Online(※注3)」が出て、
    : 自分でもMMORPG(※注4)を作ったりしながら
    : 今のgumonjiのようなものを想像していたと思います。
    : 最初につくったMMORPGのコンセプトは
    : 「やったことが全部世界に残るRPG」でした。
    : gumonjiの最初のころのことは、こんなかんじで
    : まとめると
    : 1987年:原体験 1997年:具体案 2007年:実力がともなう
    : というようなかんじでしょうか。
    : 2017年:結果がでる
    : となるといいなあ。
    : 結果というのはたくさんの人と楽しみを共有できたときということです。
ユカ : 最初に考えていたgumonjiの方向性と
    : ringoさんが今後やっていきたいことは、ずれていないということですか?
ringo : 20年ぐらいはずれてなさそう。
    : 20年の間に受けたでかい影響は
    : 学生時代にフリーソフトウェアに出会ったこと。
    : そのちょっと後にWebに出会ったこと。
    : そのちょっと後に会社をつくったこと。
    : それぞれは最初にやりたかったことを邪魔するわけではないと思います。
ユカ : ぱりぃ さんからの質問です。
    : 『 「gumonji 2006」が開始してからの約1年間で
    : 「特にコレ!」という出来事を1つ上げるとしたら、それは何ですか?』
ringo : いい質問ですね!
    : いい質問なので考えています。
    : gumonjiの運営を今後も続けていくだけの資金源となる
    : 商売のネタや技術が構築できたことかな。
    : gumonjiの影響で人材も集まって、それが可能になりました。
    : ある一瞬で起こったことではないですが。
ユカ : gumonjiにその「ネタ」は入っていますか?
ringo : ネタの素、は入っています。
ユカ  : なるほど。アーマード金閣寺 さんからの質問です。
    : 『Gumonjiの内部状態を取得する、GumonjiAPIみたいなものを
    : 実装する予定はありますか?』
ringo : APIは必要だと思います。
ユカ : その「ネタ」はすでにあるのですか?
ringo : APIで取得したいデータそのものはすでにあるものなので
    : あとは内容を決めてつくるだけです。
    : やる順番についてはentoにおまかせ。
    : プライバシーの問題とかもあるので、ちゃんと考えて、内容を決めましょう。


▲今後のgumonjiについて語るringoさん

ユカ : 今後、gumonjiはどういうものにしていきたいなど、方針はあるのですか?
ringo : gumonjiだけではないのですが、
    : 「計画的に実行をする」ということをやりたいです。
    : 具体的な内容についてはentoにおまかせ。
    : もちろん、話合いには参加しているので、
    : アイディアを出したり、問題を指摘したりはするつもりです。
ユカ : 最後にgumonjiプレーヤーのみなさまに一言お願いします。
ringo : gumonjiの楽しみ方は、
    : gumonji自体が変化していくプロセスを一緒に楽しむということが
    : 今後も主だと思います。
    : それで、その変化はけっこう遅いかもしれないのですが
    : 長い目で見てもらえるとうれしいです。
    : なにしろもう20年もかかっているので!
    : 一言より長い。。
    : gumonji0.1をつくるときは、計画をたてる段階に
    : gumonji2006よりも5倍ぐらい長い時間をかけると思いますが
    : 途中で仕様など、いろいろ出すようなので
    : それも含めて楽しんでもらえると良いなと思います
    : 。
ユカ : ありがとうございました!


注1
ワールドシンセサイザーとは、多くの人が、同時に、楽しみながら、仮想世界を作る(シンセサイズする)ための道具です。音声を作る道具であるシンセサイザーと同様に、使う人の知覚と創造力が、その道具によって拡張されるのが理想です。
参照:Ringo's weblog

注2
MMOとは、たくさんのユーザーが1つの空間を共有するような形態のことです。
参照:『はてなダイアリー』MMO

注3
「Ultima Online」とは、1997年にサービスを開始したオンラインゲームのことです。
参照:ウルティマ オンライン日本公式サイト

注4
MMORPGとは、たくさんのユーザーが同時に遊ぶゲームのことです。
参照:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』MMORPG