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2005年05月26日

mixiのnintendogs調査

mixiでおこなわれたnintendogsの調査イベントの結果は、記憶するに値する。
mixiの調査内容は、簡単に言うと、新宿・渋谷・巣鴨・秋葉原駅周辺で、
1時間あたりすれちがい通信が何回成立するかの調査である。
DSの普及率や駅の情報などを組みあわせて簡単に計算したら、
おどろくべき数字がでたのでここに書いておこうと思う。
あくまで簡単調査なので間違いがあるかもしれないことに注意してほしい。

まず5月中旬の時点で、Nintendogsの販売枚数は29万枚。NDS本体は約200万台。
wikipedia等によると、新宿駅の利用者数は、1日約300万人 これは世界一。
渋谷駅は約270万人、秋葉原駅は25万人。巣鴨駅は7万人。

5月21金曜日昼のmixiのミクちゃんの調査では、
渋谷では1時間に18回、新宿では12回、秋葉原では14回、巣鴨は0回
という結果が出ている。1日の駅の乗降者数の比で見ると、
新宿は25万人あたり1人、渋谷は15万人あたり1人、
秋葉原は1.8万人あたり1人、巣鴨は7万人あたり0人とすれちがえたことになる。
秋葉原については駅構内で調査しているため、
電車の中の人と通信してる可能性が高いので考えないほうがいいだろう。
巣鴨は、駅の乗降者数が少なすぎて、1時間の調査では意味のある数字が出なかったかもしれない。
「巣鴨はnintendogsユーザーが少ない」と考えるのは早計かもしれない。

さて、ここからが本題だ。
nintendogsは29万個売れているので、日本人口が1.27億人ということを考えると、
437人に1人が持っていることになる。
仮に、nintendogsユーザーの3人に1人が、外出するときにすれちがい通信状態に設定しているとする。
適当に丸めると1500人に一人となる。
ということは、新宿の1日の利用者300万人のうち、
200人がすれちがい通信の状態であることになり、
駅の営業時間を午前6時〜12時の18時間とすると、1時間では111人が駅にいたことになる。
その期間にミクちゃんは12人と出会っている。
渋谷駅の場合はもう少し多く、1時間に185人が駅にいて、そのうち18人と会っている。
こちらも、たまたま数字が一致した。
NDSを使って30万枚売れると、大都市の駅ではそのうち10%の人と
出会えるということがわかる。出会う確率は駅の構造によっても異なるだろうし、
枚数が少なくなると人数比よりも低くなるだろう。

さらに、販売枚数が少ないゲームでも、
すれちがい通信できる率を飛躍的に高める方法を考えた。
特に渋谷駅などの場合は駅の中を移動する人の動線はそれほど多くないので、
メジャーな駅のメインの動線のところに、無線LANの基地局を設置し、
その基地局が通信内容をキャッシュすることで時間を超えたすれちがいが可能になるだろう。
渋谷駅の場合は、JRの二つの駅出口にそれを設置しておけばよい。
都市で流行が持続することは、地方での流行維持のためにも必要なことだから、
この試みには意味があるかもしれない。
さらに、これを活用すれば、より少ない枚数(販売数が数万枚)といったタイトルでも
すれちがい通信を前提にできるかもしれない。そうなったらいいなあ。
しかし、そうなると、DSは同時に1個のソフトしか起動できないから、
複数のゲームをすれちがいモードにできないから、メジャーなタイトルがあるとつらいな。
すれちがい通信のプログラムだけは本体メモリに入れておくとかできたらいいのに。

P.S.
計算間違いをしていたので修正しました(5月27日)

Posted by ringo : 07:53 | Comment (0) | TrackBack