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2006年02月11日
ゲームのweb化
はてなブックマーク経由でuBrowserを知った。
理論上可能だとわかっていたことが、libXUL越しにGeckoエンジンを使うことで、実際に実現された。
想像していたよりもはるかに早いし、それを実際にさわってみてはじめて「腑に落ち」た。
これはオンラインゲームの開発に革命を起こす可能性がある。
要するに、ゲーム内で使う任意のテクスチャを、webから動的に持ってこれるのだ。
これで、3Dゲーム開発の「テクスチャを作る」という、大きなパートが、一気にwebに接続される。
gumonjiで言うなら、
自分のキャラクターの顔の表面にJavascriptを使ってajaxアプリケーションを実装し、
「自分の体の表面が実は入力フォームになっていて、ボタンを押すと体の色が変わる」
とかは当たり前となる。NPCとの会話や、アイテムの持ち替え、
ゲーム内からブログを書く、ゲーム内で音楽を聴く、
Flashを利用した落書きツールをgumonjiに統合する、
などといったことも、簡単に実現できてしまう。
OpenGLをさわったことのある人なら、GPLにて公開されているコードを簡単に読めるだろう。
コードの短さに驚くに違いない。
ubrowserの作者自身は、FAQでも書いているが、
これをSecondLifeに統合させる気が満々だ。
「ゲーム+web」がますます面白くなってきた。
追記:
ソースは、 embeddedbrowser.cppの grabWindow()関数の中が肝。
忙しい人は、そこだけ見ておけばOK。