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2005年10月14日

Collaborative Rank は あたたかい

今日は、Collaborative Rank という言葉を初めて知った。 (ここから )


ネット上に散らばっている人の力をあわせて、
人海戦術でWebサイトの評価を蓄積し、そのデータを使って、ページのランクをつけるのだ。
ネットに参加している人の数が増えて、こういうことが可能になった。

ここで、 いろんな単語を入れて、検索をやってみてほしい。

http://collabrank.web.cse.unsw.edu.au/del.icio.us/

検索結果を見ると、GoogleのPageRank よりも、だいぶん、あたたかい気がする。
このあたたかさは、とてもとても、すばらしい。
感動的にここちよい。
そして、とてつもなくでかい、可能性がある。

今後は、あたたかな検索エンジンと、冷たい検索エンジンの両方を使いわけることになる気がする。
あたたかな検索エンジンがうまく機能したとしても、
冷たい検索エンジンは、どうしても必要だ。
たとえば、AHA-1639 という名前の半導体部品を探すといった場合とかは機械的に網羅していることが必要だ。
だから、典型的には、まずあたたかい方で検索し、エントリが少なかったら、
その続きで、冷たい方を表示するという風になるので良い。

以前は、Yahooのディレクトリが、あたたかな検索エンジンの機能を果たしていたはずだったが、
Yahooに雇われている人ができる仕事を、ネット上に分散してる片手間の時間の集合が、
越えてしまったということなのかもしれない。

100万人が、1日に10個づつクリップしたら、 1年間に、
36億5000万 ものURLに関するデータが集まる。
ほとんどが重複してるとしても、 数千万程度のURLについてのデータを蓄積することはできるだろう。

Googleが100億ページについて冷たいインデクスをつくり、
ネット上の人間が1億ページについてあたたかいインデクスをつくる。
生活で必要な検索の80%ぐらいはあたたかい方でカバーし、20%は冷たいほうをつかう。
これらを統合して、よりよい検索体験をつくっていけたら、とても素敵だ。

Posted by ringo : 02:43 | TrackBack

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