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■2005年06月29日
データのオリジナリティについて。
書いた人:malt
gumonjiは他のMMOと比べると、キャラクターに蓄積されるデータが少なく、地形や生物などの世界の要素に蓄積されるデータが多くなっています。
そのため、gumonjiのデータのオリジナリティはどんな世界を作ったか、に重点が置かれそうです。
gumonjiでは地面1枚生物1個体といった小さなレベルから山や川、生態系といった大きなレベルに渡ってオリジナリティが発生すると思います。
小さなレベルの場合は各データに編集履歴を残すことができます。
しかし大きなレベルの場合は、データの量が数万から数百万個のすごい数になり、生態系などは常に個体数が変化する集団となるので、誰のものかを判定することは難しくなりそうです。
また、今後地形は風や水の影響を受けて変化するようになるのでデータのコピー以外では完全に同じ地形を作ることはほぼ不可能になります。
もし地形をコピーしたとしてもキャラクターの行動(移動する、アイテムを拾う、生物にちょっかいを出す)によってzoneは必ず影響を受けるので、パラレルワールドとなって違った方向に変化していきます。
他人とまったく同じ振る舞いができる人はいないと思うので、ある時点でのzoneをコピーされたとしても、zoneが動きつづけるかぎり、オリジナリティは失われないと思うのですがどうでしょうか。
投稿者 malt : 2005年06月29日 20:05
■コメント
現時点では、地形とその上に存在する生物と設置されているアイテム以外には、特にパーソナルが判別できる様なデータは無い……という事でしょうか。
個性的な生物とか、個性的なアイテムとかは無いのかな。ちょっと残念。
ユーザーは、色々な地形が設定されたサーバデータを大量に保管して、それをデフォルトとして配布することになるのかな。
投稿者 ショットガンすこっぷ : 2005年06月30日 00:07
maltさんのおっしゃることは、基本的に間違ってないと思います。
ただ、コピー元のゾーンと、それのコピーが別々の方向に変化していったとしても、「コピー」は「コピー」です。
“勝手にコピーされること”に対しての不快感は、変わらないと思います。
で、それなら逆に、「他人のゾーンをコピーして遊ぶ」というのをデフォルトにする、というのはどうでしょう。
初めから“そういう遊び方をするもの”であれば、勝手にコピーされても不快にはならないんじゃないでしょうか。
(もちろん、礼儀として「コピーさせて頂きました」という挨拶は必要ですが)
一つのゾーンから、進化の系統樹のように、いろんなゾーンが派生していくのも面白いと思います。
ゾーンの情報の中に、コピー元のゾーンのユーザー名などを記録しておけば、コピー経歴の詐称も出来ないでしょうし……。
(そこを書き換えるようになったら、cheat行為ですな)
投稿者 yanu : 2005年06月30日 00:27
目から鱗が落ちました。(@@
今回は、生物特性の遺伝と進化が入るので、
ゾーンをコピーすると、その瞬間に、
ゾーン全体の生物に対して一挙に変異が起こる、
とかいう機能を追加することで、コピーすることも、
数あるプレイの中の一種になる とかもできるかもしれません。
単なる思いつきですが。
投稿者 ringo : 2005年06月30日 00:45
あ、生物の遺伝と進化は忘れられてなかったんですね。
それなら、サーバをコピーする度に変異が発生するというのは楽しみを増やす意味でも面白そうかも。
そのままでは、気に入った進化をするまでリストアを繰り返す事になりそうだけど……
投稿者 ショットガンすこっぷ : 2005年06月30日 00:52
5万本の植物と1万匹の動物がいる状態で、
それぞれがいろいろな変異をするとなると、あたらしい状況が、気にいった状態なのか、判断するのがとても大変そうですね。
「コピーさせてもらったら、おもしろい変異ができたのでお返し(プレゼント)します」といった会話が成立すると素敵ですね。
投稿者 ringo : 2005年06月30日 02:02
目から鱗が落ちたり、張り付いたりするのは主観的に判断が難しいらしい…という話を思い出しました。
>ringoさん
通常のプレイでも変異は起こるはずですよね?
で、コピーでも変異は起こるとなると、シュミレータとしての意義は何処に行くんでしょうか?
シミュレーターとしての楽しみは何なんでしょうかね?
と思う次第。
それより、自分がシミュレートして作った変わった個体と、別の人が作った個体が交配可能で、どんな個体が産まれるんだろう…的な遊び方の方が素敵?だと思えるのですが…
投稿者 桃饅頭 : 2005年06月30日 20:36
コピーとオリジナリティ保護の話
→いっそコピーありきにしてみては?
→じゃあコピーありきとするための手段としては…
…的な流れから出てきた「コピーで変異」だと思うので、
ちょっと突っ込むポイントとしては違うような。<シミュレータとしての~
コピー前提とした場合、以前のシステムで考えると
「変化を起こすための手間」というのがあって、
(セルロミン調達、エディット、植林・繁殖、時間経過etc)
それをコピーですっ飛ばすことができる、
オリジナルを作った人だけが手間をかけることになる、
ということになりそうで、そこが気になりました。
もしかすると今回は風化とかの自然作用がメインになって、
人の手による地形作りとかは要素としては弱くなるんでしょうか?
投稿者 omi : 2005年06月30日 21:16
コピーで進化、は行き過ぎ……というより、不要かなーと思ったり。
私の提案は、最初のmaltさんの書き込みの“パラレルワールド”というのを受けたものです。
当然その中には、同じ生物が異なった進化を見せる、というのも含まれるわけですから、コピー時には余計なことはしなくてもいいんじゃないかと。
投稿者 yanu : 2005年06月30日 22:16
サーバデータ本体以外にも、それぞれのサーバのオーナーで有るロボ本体が持つなんらかの因子があって、それが影響して元のデータと完全に同じデータではなくなっていくのかな?
流石に長期的に意図的に介入したならばともかく、短期中期に「似ていないデータになる」と、現在の自分のサーバの維持、もしくは意図的な進化、発展、そういった物も難しくなりそう。
そのやり方だと、オリジナリティは存在するかも知れないけど、その前にオリジナリティが崩壊してしまわないだろうか?
もっとも、そのオリジナルを作り出す技術がメインで、オリジナル自体が存在しなければコピー云々に苦労する必要もなさそうだけど。
投稿者 ショットガンすこっぷ : 2005年07月01日 01:12
確かに考えてみると突然変異をコピーだけで起こせるのは、面白くなくなりそうです。
blog等でも、引用は問題ないけどコピーは問題になるので、それと同様なのかもしれません。
基本的には暗号化等の方法でコピーできないようにして、引用はできるようにするというのがいいのかもしれません。
テキストデータとちがうので引用したことがすぐにわかるには工夫が必要そうですが。
考えてみたいと思います。
投稿者 ringo : 2005年07月02日 02:01
コピーについてですが。
場合によっては、苦労して作った環境を簡単に模倣されることに対して嫌な思いをする人もいるかとおもいます。
たとえばどこかにデータサーバーのようなものを準備して、そこにアップロードされた地形(&環境)データのみを自由にコピーできる、とかの方法がいいのではないでしょうか。
それはらば誰のオリジナル地形なのかは管理しやすいでしょうし、コピーされる側に不快感が発生することもないでしょうし。
ただ、データサーバーを維持管理するコストがかかりますが。
「環境を見て、手作業でそれを模倣していく」のはともかく、『全選択→コピー→ペースト』的なボタン1発での模倣が簡単に出来るのは、個人的にどうかとおもいます。
逆に、生物の遺伝データのコピーとか面白そうです。
同一遺伝情報の卵や苗木をもらって、別の環境で育ててみたり、あるいは複数プレイヤーがブリーディングした生命のなかで何が最強なのか戦わせてみたり。
(これも勝手な模倣ではなく、製作者の意思の元にコピー可能なシステムが嬉しいなあとおもいますが)
投稿者 らぼっと : 2005年07月02日 18:25
ゾーン1個の情報は1MB〜1GB程度なので、
100個〜1000個程度ならwebサーバーに保管することができそうです。
CPUを使ってシミュレーションを走らせない限りメンテナンスコストは低いので、ゾーンの保存機能はあっても良いかもしれません。
そうするとデータの出どころを明らかにしやすいですね。
投稿者 ringo : 2005年07月02日 19:33
世界のコピーなんてそれこそシミュレーションワールドじゃないと出来ないユニークなことだろ?グモンジの世界をコピーって、いったい誰がどれくらいのどんな損害を受けるの?むしろ世界をコピーしてパラレルワールドで違う世界になっていく様を見るほうが楽しいと思うけど。
投稿者 魔王 : 2005年07月06日 16:38
自分で、自分のデータをコピーするのをできなくすると、
パラレルワールドを作る楽しみは損なわれてしまいますね。
開発中のバージョンではパラレルワールドを作っていますが、
いろいろ試すことができて効率的だし、楽しいです。
自分用のコピーは不可欠だと思います。
投稿者 ringo : 2005年07月07日 07:42
データ全てにコピープロテクトされるのもたまったもんじゃないけど……
オブジェクト全てに詳細な履歴をくっつけるのは難しいかも知れないけど、詳細な世界の「ログ」を吐き出す事は出来ないのかな。
自分のやってきた事を証明するために手書きのメモ(テキストファイルだとしてもキーボードから手書きだ!)にも限界があるし、それを証明する物が無い。
ブログ上に世界のログがあれば何を起こしたのか、誰が何をやったのかが分かって面白そうな気もする。
残したくなければログを取らなければいい事だし。
投稿者 ショットガンすこっぷ : 2005年07月08日 09:35
ゾーンの状態
・物質
・生物
・気候
・手を加えた頻度
などを自動的に報告するようにしてweb上で全部のゾーンのグラフが見れたら楽しいかもしれないです。
投稿者 malt : 2005年07月08日 13:34
gumonjiネットワークからおくられてきたログにアクセスするためのAPIは公開するようにしましょう。(優先度は未定)
投稿者 ringo : 2005年07月08日 14:17
現実の日付、時間を記録しておいて、一定時間がたったデータでないとデッドコピーにはならない。というような仕組みで良いんじゃないでしょうか。
で、全然関係ないけど、新しいgumonjiは知らない人とわいわいやることは出来なくなるんでしょうか。
投稿者 KT : 2005年07月11日 17:49
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